Dapps(分散型アプリ)とは何か?

こんにちは、Rac00nです。

今回はこれからCrytoエンジニアとして最初に開発することになるDAppsについて調べた内容を簡単にまとめます。

Dappsとは

DappsはDecentralized Applicationsの略称で日本語で「分散型アプリ」と呼ばれています。従来のクライアント・サーバー型のアプリとは異なり、ブロックチェーン上で稼働する「スマートコントラクト」というプログラムした内容が実行されることを担保したプロトコルを応用したアプリになります。

特徴 従来のアプリ Dapps
耐久性 ダウンタイムあり 常に稼働
透明性 開発者次第 参加者全員で監視
検閲耐性 中央管理者 ユーザーの合意形成

耐久性

Dappsはブロックチェーン上で稼働するためネットワーク内の全てのノード(ブロックチェーンに参加している全てのユーザーというイメージ)がダウンしない限りアプリがダウンすることはありません。従来のサーバー・クライアント型のサービスの耐久性はサービスを提供している企業依存となり、AWS, GCP, Azureなどなどクラウドを上手く利用することである程度稼働を担保できるようになったものの設定次第ではダウンタイムが発生してしまいます。

透明性

Dappsのコードは誰でも検査可能で、実行内容がブロックチェーンに永遠に保存されます。しかも全てのユーザーに分散されて記録されるため透明性は非常に高く、実行した内容の改竄はほぼ不可能となっています。

検閲耐性

Dappsにおいて、中央集権的な管理者は必要ありません。一度本番環境にデプロイされるとコードを変更できず、アプリのアップデートにはユーザーの合意形成が必要なため、誰も知らない間にひっそりと更新されているという状況などは起こりえないようになっています。

まとめ

従来のサービスや通貨は企業や国に対しての信頼によって人々が価値を見出すことができていました。一方で例えば新しくできたばかりの企業だと、どうしても信頼が一定できるまでは懐疑的な目を向けられることもあり、いかにユーザーから認知されて信用を勝ち取るかが重要になっていました。ブロックチェーンは技術的に透明性・耐久性・検閲耐性を担保しており、それによって今まで実績を積み重ねることでようやく得ることができた信頼を技術的にカバーしてくれています。そのためDappsは信頼が大切な仮想通貨や金融と非常に相性が良いと言われています。ブロックチェーン自体は最近開発されたものではないものの、仮想通貨業界・金融業界である一定成功事例が積み重なってくれば他の領域でも採用される可能性があるかもしれないですね。

まだまだ書き足りないですが今回はこんな感じで👋

Rac00n